謎の鳥ふたたび
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さてさて、怪鳥の正体が判明した経緯ですが。
昨年の夏前だったか、私は勤めている中学校の図書室で、生徒に調べ学習をさせながら書架を眺めていた。そこで面白そうな鳥の本をみつけたのである。
『わたしのカラス研究』
柴田 佳秀
さ・え・ら書房
カラスの生態を研究、ジュニア向けに著した本で、都会に住むカラスの生活や生態、その頭の良さなどを、実に分かりやすく紹介した内容だった。
感心して表紙を見直し、なにげなく著者名を見て驚いた。20代の前半、一緒にアルバイトをしていた仲間ではないか。
バードウォッチングを趣味としていたこの友人・柴田君は、大学卒業後も研究を続け、科学ジャーナリストになっていたのであった。おもに鳥類を中心に執筆・講演活動をおこなっているが、なかでもカラスに関しては専門家らしい。
その後メールのやりとりがあり、先日TBSラジオの『全国こども電話相談室』に回答者として出るよ、という連絡をもらったので(「カラスの先生」である。面白かった)、感想とともに、この鳥は何です? と質問してみた。
すぐに返信をいただいて鳥名が判明したわけだが、彼はオヤジがこの鳥をつかんだということに注目していた。
逃げないというのが、まず野生の鳥ではない。
ということは日本の鳥ではない。
飼い鳥である。
ウズラはマニアはけっこう飼っている。さらに野生化しているものもいる。
これは困ったことですが。
ということでした。なるほどねえ。
ネットで調べてみると、カンムリウズラは主に北米大陸に分布している鳥だという。おとなしく、つがいで飼いやすいので、ペットショップで人気があるらしい。
しかし柴田先生すごいです。限られた情報から推理していくプロセスに感心してしまいました。専門家というのははたいしたものです。
アルバイトの帰りに、彼の愛車・アウトドアグッズ満載の軽自動車に乗って、狭山緑地のオオタカ営巣地を見に行ったことを思い出す。深夜の山中で、どこからともなく現れた警察官にいきなり職務質問されたのが、実に印象に残っているのである。あれは19年前の秋だったかな。
柴田氏の新刊です。こちらも面白そうですね。
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先日紹介した、南九州は延岡の駅で遭遇した怪しの鳥ですが、ついに正体が判明。20年来かかえていた疑問が氷解いたしました。
丹精こめて広告の裏紙に描いたイラストを公開したところ、知人友人から
「クジャクのメス」
「オウギハト」
「ヤマセミ」
「妖精」
と、さまざまな意見を頂戴したのですが、どうもこの鳥のようです。
カンムリウズラ
(Callipepla californica)
キジ目ナンベイウズラ科
もう一度、わたくしのイラストと比較してみてください。
どうです? いい線いってませんかね。駄目ですか。
さて、この鳥の正体ですが、どうして分かったかというと、実は専門家にうかがったのです。
次回に続きます。
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先週に続き、本日は妻と小金井公園へ。コーヒーをポットにつめ、ドトールでミラノサンドを購入し、桜の木々の下で食べる。
午前中はやっぱり空いてます。
訳あってビデオカメラを購入したので、その練習もかねて公園内を撮影した。ビデオカメラをいじるのは10年ぶりである。以前持っていたHI-8のカメラとくらべると、価格は3分の1、重量は5分の1くらいだろうか。メモリーカードを入れるとデジカメとしても使えるというのが面白い。
値段が安いのはいいけれど、あまりに軽いのでどうにもぶれやすい。鳥が好きなので、園内を歩いているムクドリやコゲラ、セキレイ、オナガなどを撮影してみたのだが、ズームインしたときにフレームが安定せずイライラした。いちおう手ブレ防止装置はついているんだけどね。小さいのも良し悪しである。
そうだ、小鳥で思い出したことがある。
大学に入った年の夏休み、私は友人2人と九州一周旅行に出発した。昭和61年(1986)のことである。東京を夕方に出発する寝台特急に乗り、翌日午後2時過ぎに延岡駅に到着。思えば昔はずいぶんと長い時間をかけて旅をしたものである。
太陽がぎらぎらと照りつける南九州の昼下がり、駅のホームに降り立って体の疲れをほぐそうと伸びをしていると、足元にへんな鳥が2羽、3羽と集まってきた。全体に明るい灰褐色で、体長は鳩くらいだったかな。頭に冠のような毛が生えているのである。
この鳥がですね、その後何度図鑑を調べても名前がさっぱりわからないのです。当ブログをご覧になっている方で鳥類に詳しい方、ぜひご教示いただけないでしょうか。といっても説明だけではわからないと思いますので、20年ぶりにスケッチを描いてみました。広告の裏紙ってのが何ですが。
(クリックすると拡大します)
でもねえ、本当にこんな感じだったんですよね。頭の飾り毛はボサボサとしておらず、3本か4本あるだけなんです。この絵を見せて、ほれこの通り、先っぽにワッカがついていたんだよ、と妻に説明しても信じてもらえません。
そうそう、もう一つ思い出した。われわれがぼんやりとホームで眺めていると、同じ列車から降りたオヤジがやはりこの鳥に気がついたのだった。一羽がプラットホームの洗面台に止まってたのだが、オヤジ何を考えたか、つかつかと後ろから歩み寄り、鳥を両手でむんずとつかんだのである。
しばらくして手をゆるめると、鳥は「ほひ、ほっひょひょ」と妙な鳴き声を上げ、ふらふらと飛び去った。
しかしオヤジもオヤジだが、人間に手づかみで捕えられる鳥も鳥である。
その時の様子がこちら。
オヤジの顔はもう少し温和だったような気もするが。
さてさて、これら2枚の絵から、この鳥の名を推理してくれる方はいないでしょうか。
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取材で江ノ島に行きました。妻といっしょにロマンスカーにのりました。
シーズンオフなので、片瀬江ノ島行きはガラガラです。新宿駅で意気込んで買ったおにぎりやらおやつやらを2人でむさぼり食っていたら、あっという間についてしまいました。
(写真はクリックすると拡大します)
高校時代にはバイクでしょっちゅう来ていたんですが、
江ノ島大橋を渡ったのは今回がはじめて。しかし寒い。
江ノ島名物、有料エスカレーター。
「乗って後悔、江ノ島エスカー」 というやつ。
(すみません。私が勝手に言ってるだけです。お年寄りには便利)
古来、干物のあるところににゃんこありといいますが、ここ江ノ島もその例にもれず、せまい島中ネコだらけであります。江ノ島ヨットハーバー近くの公共施設では、ノラにもかかわらず、妙に毛並みのいいにゃんこたちがおりました。
有意義な日帰り旅でした。
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先日生まれたアムールトラの赤ちゃんを見に、多摩動物園にゆく。公開時間に間に合わず見ることはできなかったが、はじめて見るユキヒョウの可愛さに熱狂する。ライオンバスも面白かったし、どうもネコ科の動物に魅せられてしまったようだ。
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空前のペットブームらしく、ここ10年で犬を飼う家庭が2倍に増えたという。犬猫は大好きなのだけれど、集合住宅に住む身ゆえ飼うことができない。最近はそのへんの意識のハードルが低い人々が多く、敷地内を堂々と散歩させている姿をしばしば目にするが、あればかりはどうしても真似できない。
毛を染められたり、アクセサリーをつけられたりしたペットを見るたびに、以前だれかのエッセイに書かれていた文章を思い出す。ペットを人間のように可愛がる風潮に対する、ある高齢の女性の意見だそうで、凄みがあって気に入っているセリフである。
「畜生には畜生の可愛がり方がある」
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