2008/08/05

謎の鳥ふたたび

 
近所のデパートでこんなTシャツを発見したので、迷わず購入。

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洗濯機から出してきて撮影したのでシワシワなのがお恥ずかしいですが、これはカンムリウズラという鳥です。この鳥をめぐるエピソードは昨年紹介しました。(その1その2その3
 
意外なところで再会です。かわいいけれど、なんだか週刊文春の表紙絵みたいですね。


雨宮昭一『占領と改革』(岩波新書)を読了。日本近現代史シリーズの一冊で、GHQの占領政策を丁寧に振り返っている。再軍備についての記述が少ないのが残念だったが、戦中の国家総動員体制が社会の平等化をすすめ、女性の社会参加を飛躍的に進歩させていたという点を再確認できて興味深かった。
 
 

 

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2007/06/20

謎の鳥 その2

 
さてさて、怪鳥の正体が判明した経緯ですが。

昨年の夏前だったか、私は勤めている中学校の図書室で、生徒に調べ学習をさせながら書架を眺めていた。そこで面白そうな鳥の本をみつけたのである。
 
 
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  『わたしのカラス研究』
  柴田 佳秀 
  さ・え・ら書房

 
カラスの生態を研究、ジュニア向けに著した本で、都会に住むカラスの生活や生態、その頭の良さなどを、実に分かりやすく紹介した内容だった。

感心して表紙を見直し、なにげなく著者名を見て驚いた。20代の前半、一緒にアルバイトをしていた仲間ではないか。
バードウォッチングを趣味としていたこの友人・柴田君は、大学卒業後も研究を続け、科学ジャーナリストになっていたのであった。おもに鳥類を中心に執筆・講演活動をおこなっているが、なかでもカラスに関しては専門家らしい。

その後メールのやりとりがあり、先日TBSラジオの『全国こども電話相談室』に回答者として出るよ、という連絡をもらったので(「カラスの先生」である。面白かった)、感想とともに、この鳥は何です? と質問してみた。

すぐに返信をいただいて鳥名が判明したわけだが、彼はオヤジがこの鳥をつかんだということに注目していた。


逃げないというのが、まず野生の鳥ではない。
ということは日本の鳥ではない。
飼い鳥である。
ウズラはマニアはけっこう飼っている。さらに野生化しているものもいる。
これは困ったことですが。


ということでした。なるほどねえ。

ネットで調べてみると、カンムリウズラは主に北米大陸に分布している鳥だという。おとなしく、つがいで飼いやすいので、ペットショップで人気があるらしい。

しかし柴田先生すごいです。限られた情報から推理していくプロセスに感心してしまいました。専門家というのははたいしたものです。

 
アルバイトの帰りに、彼の愛車・アウトドアグッズ満載の軽自動車に乗って、狭山緑地のオオタカ営巣地を見に行ったことを思い出す。深夜の山中で、どこからともなく現れた警察官にいきなり職務質問されたのが、実に印象に残っているのである。あれは19年前の秋だったかな。

 
 
柴田氏の新刊です。こちらも面白そうですね。


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『カラスの常識』
寺子屋新書023
子どもの未来社刊

880円
 
 

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謎の鳥 ついに判明 

 
先日紹介した、南九州は延岡の駅で遭遇した怪しの鳥ですが、ついに正体が判明。20年来かかえていた疑問が氷解いたしました。

 
丹精こめて広告の裏紙に描いたイラストを公開したところ、知人友人から

「クジャクのメス」

「オウギハト」

「ヤマセミ」

「妖精」

 
と、さまざまな意見を頂戴したのですが、どうもこの鳥のようです。
 
 
 
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カンムリウズラ
(Callipepla californica)
キジ目ナンベイウズラ科










もう一度、わたくしのイラストと比較してみてください。
 
 
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どうです? いい線いってませんかね。駄目ですか。

 
 
さて、この鳥の正体ですが、どうして分かったかというと、実は専門家にうかがったのです。


次回に続きます。 

 


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2007/05/14

教えてください

 
先週に続き、本日は妻と小金井公園へ。コーヒーをポットにつめ、ドトールでミラノサンドを購入し、桜の木々の下で食べる。

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午前中はやっぱり空いてます。

訳あってビデオカメラを購入したので、その練習もかねて公園内を撮影した。ビデオカメラをいじるのは10年ぶりである。以前持っていたHI-8のカメラとくらべると、価格は3分の1、重量は5分の1くらいだろうか。メモリーカードを入れるとデジカメとしても使えるというのが面白い。
値段が安いのはいいけれど、あまりに軽いのでどうにもぶれやすい。鳥が好きなので、園内を歩いているムクドリやコゲラ、セキレイ、オナガなどを撮影してみたのだが、ズームインしたときにフレームが安定せずイライラした。いちおう手ブレ防止装置はついているんだけどね。小さいのも良し悪しである。

 
そうだ、小鳥で思い出したことがある。

大学に入った年の夏休み、私は友人2人と九州一周旅行に出発した。昭和61年(1986)のことである。東京を夕方に出発する寝台特急に乗り、翌日午後2時過ぎに延岡駅に到着。思えば昔はずいぶんと長い時間をかけて旅をしたものである。

太陽がぎらぎらと照りつける南九州の昼下がり、駅のホームに降り立って体の疲れをほぐそうと伸びをしていると、足元にへんな鳥が2羽、3羽と集まってきた。全体に明るい灰褐色で、体長は鳩くらいだったかな。頭に冠のような毛が生えているのである。
 
この鳥がですね、その後何度図鑑を調べても名前がさっぱりわからないのです。当ブログをご覧になっている方で鳥類に詳しい方、ぜひご教示いただけないでしょうか。といっても説明だけではわからないと思いますので、20年ぶりにスケッチを描いてみました。広告の裏紙ってのが何ですが。
(クリックすると拡大します)

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余計分からないという声が聞こえてきそうです。

でもねえ、本当にこんな感じだったんですよね。頭の飾り毛はボサボサとしておらず、3本か4本あるだけなんです。この絵を見せて、ほれこの通り、先っぽにワッカがついていたんだよ、と妻に説明しても信じてもらえません。

そうそう、もう一つ思い出した。われわれがぼんやりとホームで眺めていると、同じ列車から降りたオヤジがやはりこの鳥に気がついたのだった。一羽がプラットホームの洗面台に止まってたのだが、オヤジ何を考えたか、つかつかと後ろから歩み寄り、鳥を両手でむんずとつかんだのである。
しばらくして手をゆるめると、鳥は「ほひ、ほっひょひょ」と妙な鳴き声を上げ、ふらふらと飛び去った。
 
しかしオヤジもオヤジだが、人間に手づかみで捕えられる鳥も鳥である。

その時の様子がこちら。

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オヤジの顔はもう少し温和だったような気もするが。

 
さてさて、これら2枚の絵から、この鳥の名を推理してくれる方はいないでしょうか。

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2006/03/16

江ノ島のにゃん

取材で江ノ島に行きました。妻といっしょにロマンスカーにのりました。
シーズンオフなので、片瀬江ノ島行きはガラガラです。新宿駅で意気込んで買ったおにぎりやらおやつやらを2人でむさぼり食っていたら、あっという間についてしまいました。
(写真はクリックすると拡大します)
 
 
 
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高校時代にはバイクでしょっちゅう来ていたんですが、
江ノ島大橋を渡ったのは今回がはじめて。しかし寒い。

 
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江ノ島名物、有料エスカレーター。
「乗って後悔、江ノ島エスカー」 というやつ。
(すみません。私が勝手に言ってるだけです。お年寄りには便利)

 
 
古来、干物のあるところににゃんこありといいますが、ここ江ノ島もその例にもれず、せまい島中ネコだらけであります。江ノ島ヨットハーバー近くの公共施設では、ノラにもかかわらず、妙に毛並みのいいにゃんこたちがおりました。


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むうー。
 
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しょうがない、なでられてやるか。

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ふにゃー。

 
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こっちみるんじゃないよ。

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フン!

 
 
有意義な日帰り旅でした。




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2005/11/05

ハマクマノミくん

トップの写真を変えてみました。波照間島はニシ浜にお住まいの、クマノミのご家族。

彼らの家は水深約3メートルほどの場所にある。毎年こっそり近づき、水中で逆立ちしてのぞきこんでいるのだが、今年はどうやらご機嫌斜めだったらしい。何度もカメラのレンズに体当たりしてくるのである。

おかげで真ん前からの写真ばかりになってしまった。正面からみた魚の顔は間が抜けていて面白い。
 


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(クリックすると拡大します)

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2004/10/14

ユキヒョウ可愛いおもしろい

先日生まれたアムールトラの赤ちゃんを見に、多摩動物園にゆく。公開時間に間に合わず見ることはできなかったが、はじめて見るユキヒョウの可愛さに熱狂する。ライオンバスも面白かったし、どうもネコ科の動物に魅せられてしまったようだ。

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2004/10/02

動物を飼うには資格がいるだろうに

空前のペットブームらしく、ここ10年で犬を飼う家庭が2倍に増えたという。犬猫は大好きなのだけれど、集合住宅に住む身ゆえ飼うことができない。最近はそのへんの意識のハードルが低い人々が多く、敷地内を堂々と散歩させている姿をしばしば目にするが、あればかりはどうしても真似できない。
毛を染められたり、アクセサリーをつけられたりしたペットを見るたびに、以前だれかのエッセイに書かれていた文章を思い出す。ペットを人間のように可愛がる風潮に対する、ある高齢の女性の意見だそうで、凄みがあって気に入っているセリフである。

「畜生には畜生の可愛がり方がある」

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