IKEAで買い物
中学校の授業が早く終わったので、妻子と待ち合わせて車で新三郷のIKEAへ。懸案の収納家具を2つ3つ購入する。
ここの家具は面白いものが多いし、何より安い。自分で組み立てることが億劫でなければ結構楽しめるんだけど、問題点もあります。調子に乗ってあれやこれや買い続けると、部屋がIKEAのカタログみたいになってしまうんだよね。それもなんだか格好悪いし、悩ましいところです。
わが家で購入した家具で大変だったのが、ビリーという集成材の本棚だった。20年近く使ったスチールの書架に飽きたので、仕事部屋用に4本導入しましたが、でかいので組み立てに往生した。引越し前だったからよかったものの、家に家具が入っていたら、運び入れるのも大変だったと思う。
この本棚、組み立てると幅は80cm、高さは202cmになります。ところが、仕事部屋の壁際は、排気ダクトが通っているために天井が低く、高さが7cmほど足りないのである。
オーダーメイドの本棚なんて高価くて手が出ないので、購入前から覚悟は決めていました。電ノコ(ジグソーだけど) を買って妻板を8枚切りましたよ。断面にヤスリで仕上げ、さらに妻板に天板を入れるためのコボ穴を16ヵ所ドリルで開けて、ボール紙のような背板も高さに合わせて切断。妻と2人で1日仕事になりました。
何とか収まりました。
耐震金具もつけましたが、天井にぴったりなので
棚自体は倒れそうにありません。
(それ以前に、本の雪崩が怖いですが)
日曜大工が趣味の人なら何でもない作業なんでしょうが、わたくしはこの手の工作が嫌いなんですな。長年自動車やバイクを趣味として楽しんできたけれど、実は機械いじりもあまり得意ではないのです。みんな工場に頼むと金がかかりすぎるので、しかたなく軽作業をやってきただけでして。
さてさて、IKEAの家具組み立てで気づいた点をいくつか。
電動ドライバー必須。
もうこれは絶対、絶対に必要です。大型家具なんか、手回しのドライバーだと恐らく発狂します。小さな家具やイスの裏のネジでも、あるとないのでは大違い。電動ドライバーは、ネジをひとつ締めるごとに、あまりのスピードと簡単さに踊り上がりたくなります。大げさに聞こえるかもしれませんが、本当ですよ。ヘックスビットも結構使うし、ここでお金をケチらないほうがいいです。友人が持ってたら頼み込んで借りましょう。
ネジは+ではないのね。
家具を締めるネジがパッケージされて入ってますが、どれもプラスネジに見えるけれど、違うんですよ。ヨーロッパでよく見られる、ポジドライブというやつなんだよね。断面が+というより、米印のような形をしている。
イギリスのバイクや車をいじってる人は、恐らくこのタイプのドライバーを揃えていると思います。プラスドライバーでもまあ締められるんだけど、これ、横着するとねじの山をナメやすい。ぴったり合わないのです。
IKEAという会社、このへんのことを日本の客に全然告知してないんだよね。
(店で売っているソケットドライバーには、ちゃんとポジドライブのビットが入っている)
プラスネジと違うのがお分かりでしょうか。
十字の交差部分が直角ではなく、くぼみがあります。
ここにあわせて、ドライバー側には4ヵ所に凸部がある。
ふつうのプラスドライバーだと、回すときにしっかり噛み合わず、
浮いてしまうのです。
(クリックすると拡大します)
集成材は臭います。
これは、ふつうに組み立てた場合は問題ないのかもしれません。うちの場合、本棚の切断面から接着剤の揮発性の匂いが漂ってきて、かなり臭かったです。体に悪そうな匂い。どうせ見えない場所なので、ガムテープをべたべた貼ってしのいでますが。
ついでに言うと、ビリーという書架は、本をびっしり入れると棚板がすぐに反ってきます。そもそも欧米で売ってるスカスカのペーパーバックくらいしか想定していないのかも知れないですね。まあ、でかいカラーボックスだと思えば腹も立ちません。補強している人もいるようですが、落ちてきたらまた棚板買えばいいし。
あしたは組立作業です。ここの家具をつくるのは、おそらくこれで最後だろうな。
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