首相退陣
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予備選を見ていて毎回思うんだけど、当初は格調高く演説していた候補者たちが、どんどんゲスになっていくところが面白い。ましてや今回は、女性対黒人というあまりに分かりやすい構図だしね。
丸田祥三『鉄道廃墟』(ちくま文庫) を再読、というより、ぼーっと眺める。廃墟ブームで出版されたさまざまな本とはまったく異なる視点が魅力。諦念とでもいうのかな。
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一億総評論家と化しているであろう今、私なんぞが何を言っても仕方がありません。ただ、前々から思っていることを。
公明党の太田代表の声は、俳優の南廣に似ています。そっくりです。
松本清張原作の『点と線』(1958)をぜひご覧ください。南廣の実質的デビュー作で、決して傑作ではありませんが、邦画サスペンスの佳作です。
ついでに言うと、陸軍の下士官役などをよく演じていた、南道郎にも声が似ています。邦画ファンならすぐお分かりだと思いますが。
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長崎市長選、元市課長の田上氏が当選
http://www.asahi.com/politics/update/0422/TKY200704220148.html
(asahi.com)
この手の選挙戦で、後継者が負けるというのも珍しい。「世襲より経験選択」 というタイトルの記事が社会面を飾っていたが、実際のところそれだけではないでしょう。
元市長の娘婿氏、短い選挙戦の当初には、何かしら自分の言葉を発しようとしていた。それ自体は当然だし、正しいことではあるのだけれど、恐らく支持者はやきもきしていたに違いない。
こういった経緯で急遽出馬を決めた人というのは、一切能動的な言動を見せてはいけないのです。いわゆる弔い合戦というものは、後援者の、選挙戦のエキスパートたちの担ぐ神輿に、何一つ考えず乗り続けることのできる人物でないと駄目なのである。
思うに彼は(というかこのご夫婦は)、当選することは自明のこととして、選挙戦におけるイニシアチブを少しでも握ってみようとしたのではないかな。黙ってプロの言うことを聞いていたのであれば、あのように支持者が割れることもなかったと思うのだが。
父親急逝後の衆院選で立候補し、次点に10万票以上の差をつけて当選した元首相の娘を、ここは見習うべきであった。あれは凄かった。何一つ考えているようには見えなかったもんね。彼女は。
さて、地元の選挙ですが、正直言って今回は私の住んでいる自治体より、近隣の国立市や小金井市などの選挙戦の方が論点が明確で興味深かった。3年前に埼京線で痴漢をこころみ、線路を走って逃げたあげくに逮捕された元市議が、再度立候補して当選した国分寺市議選には驚きましたけど。
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NHKを見ていたら、このところ話題の外山恒一候補の政見放送がはじまったので、楽しく鑑賞した。この人は管理教育反対論者として、往年の『SPA!』 にしばしば名前が登場していたのを記憶している。
彼のパフォーマンスはネット上で話題になっているらしく、youtubeに放送がアップされてしまうので選挙管理委員会が困っているらしい。
実際の演説を見ると、限られた時間内でしっかり芸になっており、なかなか感心した。ありゃずいぶん練習してますよ。時間をきっちり使って喋るのはなかなか難しいものです。
唯一神・又吉イエス様が参院選に立候補したときも書いたが、供託金が安かった昔は、突拍子もない人々が多数出馬していたものである。
私はこの手の泡沫候補が好きで、小中学生の頃は政見放送や立会演説会の中継を記録していた(嫌なガキである)。テレビの前にラジカセを置いて録音するのだが、立会演説会は観客の反応もあり、政見放送より数段面白かった。
ほとんど処分してしまったが、1979年の都知事選のテープだけはなぜか保存してある。日比谷公会堂あたりで行われた立会演説会の様子らしい。数十年ぶりにカセットを聴いてみると、もう面白いのなんの。
当時の候補者を3人ばかり紹介します。
反ソ決死隊長・深作清次郎候補
愛国党の赤尾敏党首と並んで常連の人物。「ソ連が来たら日本は終わりだよ!」 と絶叫し、「都知事選挙だぞお」 と野次る聴衆を「黙れ乞食!」 と一喝し、時間が余ると「万朶(ばんだ)の桜か 襟の色~」 と『歩兵の本領』 を歌いだし、聴衆の爆笑と手拍子のなかで演説を終えていた。
数寄屋橋のいつもの演説と変わらぬ赤尾節より、この人の方が子供心に見ていて面白かったことを覚えている。東西冷戦期が終わり、古典的な反共主義者の方々の主張も聞けなくなりましたね。
雑民党 東郷健候補
お馴染み、オカマの健さん。前回の選挙(1975年・石原慎太郎が初めて立候補して落選した都知事選) の政見放送で差別用語を連発し、今回の選挙では発言内容をNHKにカットされて、裁判を起こしている。
聴衆の怒号のような野次がやまぬ中で「私のありったけの愛をこめて。私が東郷健です」 と終えた演説は凄みがあった。この人の同性愛への偏見に対する怒りは、現在なら当たり前に新聞紙上に掲載されるような意見であり、パイオニアというのは大変なのだなあと考えさせられた。
秋山祐徳太子候補
シルクハットがトレードマークの前衛芸術家。選挙への出馬を表現活動の一環ととらえ、選挙運動を「パロディ」「パフォーマンス」 と断言した日本で初めての人物だと思われる(注)。話が実に上手く、観客の笑いが最も多かったのがこの人だった。「東京を西東京・東東京に分け、都知事を2人つくるんです。高校野球方式でね。片方が革新、片方が保守でもいいのっ!」 などと力説していたのが楽しかった。
この人はのちに大学教授になったが、現在では日本のポップアート界の長老格になってしまったらしい。
泡沫候補の方々の御活躍というのは、まあ税金の無駄使いといわれても仕方がないのだけれど、それくらいの余裕がなければ民主主義の先進国と言えないような気もするんですよね。
注…宮武外骨っていう大先達を忘れてました。
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舞の海の人相を悪くしたような、三木谷氏の記者会見を見て感じたこと。正直いって、この人には「旅の窓口」 を買いとってズタズタにした会社の社長という程度の印象しかない。
今回の会見では、先だってのホリエモン氏と同様、
「インターネットとテレビの融合」
というビジョンを力説していた。私にはこれがさっぱり理解できないのだ。そもそもテレビというのは徹底的に受動的なメディアだからこれだけ普及したわけで、日々ぼんやりと画面を眺めている大多数の人々が、今さらテレビに双方向性なんぞ求めているわけはないでしょう。
(テレビ側の人々の鈍感さも気になる。以前、報道ステーションにホリエモンが出演した時も、古館はこの漠然としたビジョンにふんふんと頷くだけで、まったく疑問を口にしようとしなかった。かりにも数十年、TV畑を歩んできた人間だろうに)
実際のところは、TBSの資産であるコンテンツが欲しいだけなのだろうな。
ネットビジネスに関わる人たちのメディア観というのは、何か大きな勘違いをしているように思えてならない。例えは悪いが、2ちゃんねるの書きこみと論法が世間一般の意見のように錯覚している、一部の若い人たちみたいなんだよね。
『丸ビルの世界』(かのう書房)を再読。丸の内ビルヂング竣工時のガイドブック、「安全第一ビルヂング讀本」 が収録されている好著。丸ビルも新丸ビルも、もはや思い出の彼方である。
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昇殿せず、記帳もしなかったという点で逃げ道をつくりましたね。これは大きな意味をもつと思います。とりあえず中国・韓国首脳へ配慮はしているんだよね。彼なりに。
靖国参拝を繰り返すのだったら、もっと欧米諸国へ積極的な説明が必要だろう。「ヒトラーの墓を詣でるようなもの」 と言い放った野党議員がいたけれど、実際その程度にしか理解していない国のほうが多いでしょうよ。
そうそう、いつも思うのだが、靖国がいわゆるA級戦犯の合祀をやめたとしたら、中韓はどう対応するんですかね。儒教的というか、朱子学的・大義名分論的に。
あの施設のかかえている問題点はもっともっと根深いものなんだけど。
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「あの妙なおわび記者会見は何だったんだろう」
「なんかさあ、この人怒られてから変になったよね」
「20代であんまり人間できてるのも気持ち悪いんだから、軽薄なままでよかったのに」
「別に立派な人間であることを誰も期待してないんだし」
「料亭に行きたい! なんていいじゃないの。イノセントで」
「先輩議員に連れていってもらったら、それこそ記者会見をして感想をのべてほしいよ」
「しかし、政治家と待合って、もう100年以上の歴史があるよね」
「幕末に勤皇の志士がさんざん利用した品川の土蔵相模も、要するに料亭だしさ」
「密談するならどこぞの会議室でも充分な気もするけど」
「何いってんの。ちゃぶ台がないと、下でお金を渡せないじゃない」
「そうか」
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1986年7月7日の月曜日、御茶ノ水駅前でマイクを握って街頭演説をしているグループがあった。赤軍派だったか(当時はそういう人たちをまだ駅前でお見かけしたのだ)、前日に行われた衆参同時選挙で、自民党が300議席を得たということに悲憤慷慨していたのである。中曽根内閣の時代だ。
自民党が大勝した選挙は、正直言ってこのときしか記憶にない。ただ、当時の衆議院定数は512議席だから、その3分の2は342議席。再可決可能な議席数には達していなかったのである。
今回の選挙の結果、参議院の存在意義は完全に失われた。この4年間で成立するさまざまな法案を、注意深く見ていきたいと思う。
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中韓の反応はともかく、戦地に散った英霊の方々は、東條英機と一緒に祀られてどう思っているんでしょうね。
善通寺第十一師団司令部。
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