22DDH
海上自衛隊が『22DDH』(仮称)という護衛艦を建造しておりまして、再来年あたり完成するんですが、これがやたら大きくて驚きます。
輸送艦の『おおすみ』が竣工したときも、甲板の幅なんか昔の軽空母に近いじゃないのと思ったけれど、こちらはもう段違い。退役艦の置き換えらしいですが、乗組員は増えているだろうし、隊員の負担が大きくならないのかな。
興味深いのは、このフネの艦名がどうなるかなんですね。戦後、旧帝国海軍の艦艇の名称を地道に受け継いできた海自ですが、21世紀に入って、ついに戦艦の名をつけた護衛艦が登場しました。『ひゅうが』と『いせ』で、これは艦名のプレス発表のとき、感嘆の声があがったらしい。いわくのある2艦だし、そもそも記者も好きな人多そうだしね。
太平洋戦争中に使われた日本海軍の戦艦(旧巡洋戦艦含む)12隻のうち、残っているのは『扶桑』『山城』『長門』『陸奥』、そして『大和』『武蔵』です。うーん、こりゃどうかなあ。うしろの4艦の名を受け継ぐことはまあないだろうな。
国民に親しまれた『長門』はまだいいとしても、同形艦の問題があります。『陸奥』はなかろうよ。戦後につくられた同名の某船も含め、どうにも縁起が悪すぎる。『扶桑』『山城』も、自慢の新鋭艦にはつけたくなかろう。どうするんでしょうね。
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