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2011/01/14

新春お伊勢まいり その2

 
「きのう菅首相が来たんですよね」 

午前4時半、宇治山田駅で乗ったタクシーの運転手に私は話しかけた。

「そうなんですよ」 ドライバー氏は力なく笑った。「今年だけでしょうけど」

「ここ数年、来る総理が毎年違うんですよ。いいんですかねえ」


 
満天の星空の下、伊勢神宮の内宮に行ってきたのです。
 
 
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いや、実に面白かった。


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当方とくに信心深いというわけではなく、江戸時代の観光史を調べていて、実はそっちのほうからの興味で訪問してみたのでした。おかげ参りが流行した江戸末期の参詣者は年間50万人を越える年もあったそうで、荘厳に見える宇治橋から先の境内にも、江戸時代までは茶屋が軒を連ねていたといいます。このあたりが神域として大きく変化したのは、やはり明治以後のことです。

 
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こう言っては実も蓋もないんですが、「神々しさ」 というものが実に上手に演出されている空間でありました。大したものです。
 
 
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五十鈴川のほとりで。川底は御賽銭で一杯である。
江戸時代はザルをもった作男が回収していたそうだ。

 
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お伊勢様、昨今流行しているパワースポットの代表格なんだそうですね。

スピリチュアル方面に興味のある方々に、神社の人気が高いのもわかります。だってさ、受容するだけで何も考えこまなくていいんだもの。
 
仏教は徹頭徹尾理屈だから、矛盾や破綻はあっても、そこは説得力を保とうと何とか努力している。それに対して神道ってのは、人間のもつ畏怖の念を巧妙にシステム化しているけど、実は合理的であることを最初から放棄しているんだよね。SFとファンタジィの違いみたいなもんです。
 
日本人はファンタジィ大好きだから。


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夜が明けてきました。
鳥居と宇治橋の向こうに太陽が出ます。

この写真を撮っている私の後ろでは、数十人の人々がデジカメや携帯を構えて待っていました。
 
寒いから私はいいや。
宿に帰って風呂にでも入るかな。
 

 
 
 
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