緒方直人がですね、黒木メイサに告白するんですわ。もう直球勝負。
そしたら黒木嬢に(なんだか昔のAVの人みたいだ)、「わたしは木村君のほうが」 と言われてしまい、あえなく轟沈。傷心の緒方君、ガミラスの攻撃を受けたときに、ヤケッパチになって戦闘機で出撃し、そのまま消息不明になってしまいます。
しばらくして、ヤマトの進路に壊れて漂流するガミラス艦が。なんと、艦内には緒方が捕虜として乗っているではありませんか。
奇跡的な生還に喜ぶ、木村をはじめとする乗員たち。しかし、しばらくして艦内では不審な事故が次々と発生します。そしてきわめつけの大事件が。技術主任(だったかな)柳葉敏郎が、シャワー室で撲殺されているのが発見されたのである。うーん、撲殺。
傷口から、鉄パイプ状の鈍器で殴られていることが判明。山崎艦長は緒方の帰艦後の動きに不審を抱き、サイボーグに改造されたガミラスのスパイであることを見抜く。
正体を明かした緒方に対して(スチールの腕が凶器だったんです)、木村は涙を流しながらレーザー銃でメッタ撃ち。ケシ炭になるまで撃ちまくりますが、緒方は発覚寸前に飲料水(たぶん)に毒を入れており、百数十人の乗組員をあの世に送ってしまったのでした。ひどいなあ。
イスカンダルに近づいたヤマトに乗っているのは、もはや数人という惨憺たる状況です。
(よく艦を動かせると思う)
イスカンダル星とガミラス星は双子の惑星でした(このへんはアニメも同じだったかな)。接近するヤマトに、スターシアからメッセージが届く。
スターシアって、イスカンダル人じゃなくて、コンピュータなのでした。
その昔、イスカンダル人は巨大コンピュータ・スターシアを完成させ、自分たちの文明のすべてを管理運営させていたんです。このコンピューターが駄目になるとたいへん困るので、まず第一に「自分の身を守る」 ようにプログラミングするんですな。そしたらスターシアは、おのれを守る兵士たちを次々と作り上げていきます。仮想生命体という概念らしく、「イメージ・ライフ」という説明があります。これがガミラス人であり、デスラーなんです。
このやり方に危険を感じたイスカンダルの人々は、スターシアのプログラムを改変しようとします。するとガミラスの軍団に攻撃され、あっという間に全滅。
イスカンダルには放射能除去装置などという都合のいい機械はなく、スターシアに放射能の環境下で生きる人体改造の方法を教えてもらいます。なかなか過酷というか熾烈というか。
(考えてみれば、除去装置があるなら、最初に地球の近くに来た女の人が持ってきてくれたらよかったんだよね)
スターシアには、自分を守るガミラスを決して倒すことができない。事態を悟った山崎艦長は、ヤマトのすべてのパワーを使ってイスカンダルを吹き飛ばすことを決意するのです。
「お供します、お父さん…」という堤真一とともに(堤はキャプテン・ハーロックで、木村の実の兄ではなく、艦長の実の息子という凄い設定)、艦長のあやつるヤマトはイスカンダルに体当たりします。スターシアが破壊されれば、イメージライフであるデスラーもガミラス軍もすべて消滅するというわけ。
堤真一の艦に乗せられたキムタクとメイサは、2人で地球への帰路につきます。めでたしめでたし。
大変失礼いたしました。上映中の『ヤマト』 とは全然関係ない内容でした。今回の映画化では、スターシアやデスラー役の役者が出てこないそうなので、この古いストーリーを久しぶりに思い出して、今回の実写版のキャストで説明してみました。
この内容が記憶にある人は、まあ40代半ばすぎかなあ。
次回に続きます。

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