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2010/08/07

夏の日の取材行

 
青梅の山奥に、意を決して取材に出かける。

車を運転すること1時間弱、目的地に到着。駐車場に入り、3分ほどかけてゆっくりと車の運転席を降りた。
カメラバッグをもつアシスタントに、杖代わりの傘を手渡され、それを頼りに歩き出す。腰の角度は約45度。『生きものの記録』 の三船敏郎のようだ。

神経に刺激を与えないように静かに進むが、前傾姿勢のため、しだいにスピードが上がってしまい、ついには制御不能に。杖をつき腰を曲げたまま、がに股で県道を横切りどたどたと疾走。そのまま取材先の旅館へ突入する。

「ごごご、ごめんくださいっ」

「はーい」 と、若女将の声がする。

「せせ、先日おうかがいした、ライターのヒ、ヒロオカですが」

流れ落ちるあぶら汗。

「ご連絡が遅れて申し訳ありません。実はその、ギックリ腰を患いまして」

「まあ大変」

「お、お忙しいところ恐れ入ります。こちらに控えますのは私の助手で、あー、実はその、妻でありまして、あの」


こういう取材は初めてである。

 
Dsc_9776
 
 
帰宅後、吉村昭のエッセイ『史実を歩く』(文春新書) を再読。もうこの作家の新刊が読めないと思うと淋しいものがある。まだ未読の人は、これから次々とあの名作群を探して楽しめるわけで、羨ましいよ。
  
 

 

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