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2010/07/18

『龍馬伝』雑感

 
前半が終わったようですが、まだ脱落せず毎週楽しく鑑賞しております。ここで登場人物の感想を少々。

 
山内容堂(近藤正臣)

実際の山内豊信とあまりに年が違うのだけれど、すっかり見慣れてしまいました。
しかし土佐藩は大殿様と後藤しかおらんのか。乾退助あたりを出しとかないでいいのかね。
以前、品川宿の取材をしたときに、容堂公のお墓の撮影をしたんだけど、周囲はものすごく蚊が多く、逃げ回って階段を転げ落ちそうになりました。変なところにあるの。

後藤象二郎(青木崇高)

後藤という人物は、当人も息子も孫もどこか破綻した人物だったのは確かですが、あれじゃ狂人だよ。

岩崎弥太郎(香川照之)

このところ小綺麗になってしまいましたね。長崎に行ってからの銭勘定役に期待。
このドラマの登場人物の大半は維新前後に死んでしまうわけで、この人の家族だけはなんだかのんびり見ていられる。
ちなみに、岩崎家にいる弥太郎の弟・弥之助が、のちにクレイジー後藤の娘を嫁にします。ほんとにもう、公私ともにズブズブの関係なんですな。

弥太郎の妻(マイコ)

初登場のときは、オランダお稲が出てきたのかと思った。何だかリチャード・ギアにも見えるけど、可愛いらしいからいいや。
第一部・二部とも、冒頭で明治になってからの弥太郎が登場していますが、そのうちこの人が、鹿鳴館風の貴婦人姿で登場すると思います。

近藤勇(原田泰造)

初登場のシーンが良かった。私はバラエティは全然見ないので、役者で出てきても違和感なし。平井収二郎を演じた宮迫も頑張っていたけれど、原田泰造のほうが色気があって芝居向きである(この人は声もいい)。土方を演じている人もなかなかでした。

岡田以蔵(佐藤健)

土佐編が長かったもんだから、以蔵の拷問シーンの抱き石が毎週1メートル、2メートルと高くなっていくのを期待したんですが。
悪くはないんだが、何だかマンガかアニメのキャラクターみたいだったなあ。今回の出演で、この役者さんはものすごく得をしたと思うよ。

武市半平太(大森南朋)

大森南朋という人、ますます親父(麿赤兒)にそっくりになってきた。目を見開くともう同じ顔である。
しかし、牢屋に大殿様がやってきたあと、至福の表情になってしまったのにはいただけませんな。ああいう宗教的法悦みたいな中で死ぬんじゃ、例の壮絶な切腹をする意味がないではありませんか。

沢村惣之丞(要潤)

若手男優の中で、今回一番気に入っているのがこの人。ヅラ姿が不自然ではなく、面構えがいい。

お龍(真木よう子)

テレビや映画で10人以上の楢崎龍を見てきましたが、真木よう子は過去最高だと思います。毎回熱狂しています。人あたりが良かったり、健康そうなお龍なんて駄目だよ。
この女優さんのイライラと荒んだ感じが大好きなのだが、近年少々丸くなった気がする。妻に言わせると、お母さんになったからではないかという。なーるほど。
 
関係ありませんが、北乃きいという人からは、同じような匂いを感じます。

坂本龍馬(福山雅治)
健闘していて感心します。これからどのような性格設定になるのかな。


予告編に出てきた、ポール・ウェラーのような高杉晋作(伊勢谷友介)も楽しみ。
しかし、もうオリジナルストーリーをやっているヒマはないんじゃないだろうか。見ていて心配になってくる。
 
 

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コメント

ごぶさたしております。
あまりにも「龍馬伝」に熱狂しすぎて、妹さんに熱弁をふるっていたところですが
こんなに大河ドラマに夢中になったのは「新撰組!」以来です。

さて、疑問ですが
■龍馬は地方を激しく行き来していますが
関所を通るための証文は持たずに、関所破りをしているのでしょうか?

■乙女姉やんは、温水さん(出オチ)と結婚したはずですが
いつも実家でご飯をしれっと食べているのは
離縁したのでしょうか?

私はピエール瀧の名優ぶりと
武市先生の家のできた嫁(奥貫薫)の実直な姿も見逃せません。

投稿: ぴよ | 2010/07/18 21:12

ぴよさま

お久しぶりでございます。お元気ですか?

おそらく、ぴよさまもご熱中遊ばされてるんでは
ないかと噂していたとこでございます。

このあいだは久しぶりにピエール様がご活躍で
楽しかったです。

さてさて、

■龍馬は地方を激しく行き来していますが

安政年間に参勤交代が緩和された頃から、関所のチェックもだいぶ甘くなったようですね。

■乙女姉やんは、温水さん(出オチ)と

嫁入り先と折り合いが悪かったといいますが、これは
司馬ネタなので、ホントかどうか。しかし温水さん
出ませんね、あと蛭子さんも。

奥貫さんは、こういう女優になるとは思わなかった。
実によかったですね。

高杉はちょっとやりすぎの感ありでした…。

投稿: へろおか | 2010/07/19 21:53

なるほど、ご回答ありがとうございます。

関所はそういうことでしたか。
NHKの「タイムスクープハンター」も大好きな番組なんですが
「女たちの関所越え」ってのも興味深かったですね。
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2009012106SA000/

蛭子さんは「坂の上の雲」でも横浜の商人役で出てましたが
いつの間にか、NHKお気に入りの役者に。(それは香川さんもか)

伊勢谷くんは「白洲次郎」のドラマの時よりさらに狂ってましたね。
桂小五郎の谷原くんもそうですが、
長州の一部の人はなぜ標準語なんでしょうか?
吉田松陰先生の教えなんですかね。

蒼井優のお元も、油断ならない感じでよかったです。
史実はどうなのかは置いといて。

投稿: ぴよ | 2010/07/20 01:23

ぴよさま

お返事おそくなってごめんなさい。

>長州の一部の人はなぜ標準語なんでしょうか

長州の言葉って、ふつうの人にはイメージしずらい
んじゃないでしょうか。僕も「デアリマス」以外は
しりません。

ちなみに、「デアリマス」言葉は、のちに長州の
残党が日本陸軍をつくったとき、兵隊言葉になった
そうですよ。
(海軍の将兵はほとんど使わなかったようです。海軍のルーツは薩摩なので)

蒼井優、いいですねえ。ふくれっつら女優日本一ですよ。彼女は。
以前彼女のドキュメンタリーっぽい番組を見たのですが、ほとんど素の部分を出しているのではないかと。

難しい役なので、感心はしてるんですが。


投稿: へろおか | 2010/07/30 00:35

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