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2010/02/09

誰も彼も、叩かれまいと

 
 
朝青龍引退。

この人の暴走はどう考えても親方の責任だと思うのだが、朝潮が利口だったらおそらく横綱にはなっていなかっただろし、なかなか難しいところである。
 
元横綱に同情するわけではないけれど、ネット社会の広がりとともに、出る杭を叩く風潮が明らかに激しくなっていることに危惧を感じる。

 
タレントや歌手など、メディアに出る人がみんな馬鹿丁寧な言葉遣いになってますよね。昨今は。ちょっとでも問題のある発言をすると、ブログは炎上するし、2ちゃんねるでは祭りになるし、みな戦々恐々としているように思えます。

一昨年だったか、NHKの紅白歌合戦を観ていたら、初登場の若手ミュージシャンたちが歌う前にインタビューを受けて答えていた。

 
「湘南の方で活動させていただいています」

「一生懸命歌わさせていただきます」
 

何だろうなあ、と思う。べつに馬鹿にしているのではありません。彼らが一所懸命に使う丁寧語が、他者への心遣いではなく、防衛反応であることが明らかで気の毒なのだ。
「スピッツさんの曲を歌わさせていただいて…」 と緊張しながら答える女性の歌い手に、インタビュアーとともに横に立って微笑んでいた布施明が快活に話しかけたのが印象的だった。

 
「ひとの歌を歌うのって、いいよね!」
 

ちょっと前まで当たり前だった、実に普通の言葉、あたりまえの表現。
いいなあ、布施明。
 
 

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