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2009/01/21

バラク・フセイン・オバマ


寒中お見舞い申し上げます。

アメリカ大統領就任式。「諸外国との協調」 に触れていることが、かの国の就任演説としては珍しく、ちょっと感心した。
NHKのBS放送を録画したものを15分ほど、中学校の授業で見せた。宣誓シーンとアレサ・フランクリンの歌、そしてヘリでブッシュがホワイトハウスを去る場面である。演説は長いのでポイントだけ話し、あとは夜のニュースで見てね、と言っておく。

圧倒的な支持を得ているオバマ新大統領だが、前途は非常に厳しい。政治家ってのは失政があれば、あれよあれよという間に支持率が下がるのだということを説明した。まったく大変な商売だと思う。

さて、中3に教えている公民という科目は、政治・経済の分野にあたります。私は政治性の乏しい人間ではあるけれど、いろいろ話を進めるうちに、どうしても人物や法制度、さまざまな事象について批判的にならざるを得ないときがある。
これは歴史の授業でも同様で、対立する意見を取り上げて比較させ、ひとつの考え方を押しつけないようにいつも注意している。これがなかなか難しいんですよ。

使う言葉にもいろいろ注意が必要だったりする。たとえば日本が60年前に戦った戦争を、バランスよく表現する用語ってないんですな。
近現代史で「大東亜戦争」 という表現を常用して授業をすすめる教員は少ないと思われます。「八紘一宇」 と同様、きわめてイデオロギー色の強い用語だからです。「太平洋戦争」 が長く使われてきましたし、現在もまあ一般的なんですが、これでは中国大陸の戦いがどうも曖昧になります。
 
そこでいつからか、「アジア太平洋戦争」 という語が登場しました。
当初は悪くないと思ったんですが、徐々に違和感を感じるようになりましたね。この言葉も極めて政治性が強いのです。検索してみるともう一発で分かりますけれどね。困ったなあ、どうも。

特定の人物、それも現役の日本の政治家について実名を挙げて否定的なコメントを加えることは極力避けている。しかし昨年、ついにこの禁を破った。20年近く教壇に立っているが、あの人は間違っている、と断言したのは恐らく初めてではないかな。

いささか旧聞に属しますが、例のアレです。

「たらたら飲んで食べて、何もしない人の分の金を何で私が払うんだ」

という発言。

あれは心底頭にきましたね。実際そう思ってもいいんですよ。しかしね、国民皆保険の、相互扶助の制度を堅持している行政の長が発するセリフではないでしょうよ。床屋政談じゃないんだからさ。

「うまくいってないし、少子高齢化でますます難しくなっていく制度だけど、国の方針としてすすめているんだよね。いい解決策があるといいね」 って教えてるんだよ、こっちは。

いくら漢字が読めなくったってこの際かまいません(注)。しかし、こうまで国策に反することを堂々と言われてしまうと、教育現場にいる者も困ってします。

すっかりオバマ氏の話ではなくなってしまいました。


注・・・ いまさらフリップを持ち出して「この漢字読める?」と首相に迫る民主党議員のズレっぷりにあきれ返る。もうみんな飽きてるのに。
 
 
 
Ship
東京湾口を横断するフェリーから撮影。
妙に威勢のいい写真になりました。

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