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2008/08/02

海で遊ぶ

 
お暑うございます。

運動不足と肩こり解消のため、毎日近所のスポーツクラブに通っております。国立大学が地域住民に開放している施設です。 
 
プールとジムが自由に使えて、料金は月額5000円。会員券の更新は自由で、民間のクラブとは異なり、入会金や前払い金などは一切なし。破格の料金設定で、近くにあった民間のスポーツクラブが潰れてしまった。
市民プールと違って、子どもがいないのがいいんだよね。この大学は校舎が移転してしまったので、ここではもう授業をしていない。学生もほとんどおらず、利用者は近所のジジババばかりである。

水中ウォーキングをしながら、天井に設けられた明かり取りの窓を見上げる。12・3mぐらいの高さがあるだろうか。
 
八重山の海で遊んでいたときは、あれくらいのところに水面を見ていたんだよな。耳ぬきをマスターして、10メートルほど潜れるようになると、海遊びも非常に楽しくなります。ジャックナイフからぐんぐんと足ひれを動かして垂直に潜り、海底でくるりと体の向きを変えて、彼方にキラキラと輝く水面を見上げるときの快感といったら!

夫婦でスノーケリングを趣味とするようになってずいぶんたつが、マリンスポーツの好きな人と話をすると、たいてい「スキューバのほうが絶対面白いよ!」 と言われる。

申し訳ないが、わたくしはスキューバダイビングにはまったく興味がないのです。

好きなときに海に出て、やめたいときにやめられるのはスノーケリングの特権なんですな。他人にまったく気を使わなくていいし、ましてや減圧などには無縁だし。
そりゃあ海底に長い間いることはできません。ただね、何というかなあ、スキューバっていうのは、魚たちの領域に土足で入り込んでいくような感じがするんですよ。
 
しょせん人間は魚にはなれない。あまり熱心にスキューバをすすめる人に対しては、

「いやあ、ジャック・マイヨールが好きなもんで」 

と笑いながら答えることにしている。彼を知っている人は「ああ、そうなの」 と話を打ち切ってくれます。

 
マイヨールは晩年、唐津の海で遊んでいるところがよくTVで紹介されていた。大ヒットした映画も、素潜りの記録も大して興味はないが、池澤夏樹のインタビューでの彼の返事がとても気に入っているのである。

 
「なぜ、スキューバを使わないの?」 とぼくは率直にジャックにたずねてみた。

「あれはエレガントでない」 と彼は言った。

 
(『クジラが見る夢』 -The Days with Jacques- 新潮社)
 
 
 
Dsc02106
 
子どもがもう少し大きくなるまで、八重山の海もお預けである。
 
 

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