« 新宿駅でギクリ | トップページ | 午前2時17分 »

2007/05/21

お神輿の話

 
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20070521/CK2007052102017739.html
(5.21 東京新聞)

 
子どもの頃からお祭りを見てきたが、神輿の上に人が乗るというのが、いまひとつピンとこないんですよね。人が乗るのはふつう山車(だし)なわけで。思うに、これはよそから参加した担ぎ手がはじめた悪習なのではないだろうか。
 
岸和田のだんじりで、牽き回される山車の上で飛び跳ねるお兄さんたちは見ていて楽しいけれど、小刻みに揺れる神輿の担ぎ棒に乗ったって、腰が引けるだけであんまり格好いいとは思えないよ。

写真を見ると、派手な彫り物を背負った、いかにもその筋の方々が男伊達を見せようと頑張っている。どうやら神輿に乗ることとは別に、こういった人たちを忌避する向きもあるようだ。しかし、祭りというのは神事であると同時に、街の刺青もんや、普段は何をやってるんだかよく分からない人たちの唯一のハレ舞台でもあるわけで、彼らの参加を一概に否定するのもどうかとは思う。怖さやうさん臭さも祭礼の重要なポイントなのである。テキヤを排除した祭りは本当につまらないしね。

ただ、本当の地元のお兄さん方であれば、明らかに引きずり降ろすほうに回ると思いますが。

 
私が子どもの頃から親しんできたお祭りは、荒川区南千住の天王祭といいます。日光街道沿いにある素盞雄(スサノオ)神社、通称お天王様の祭礼である。この祭りはマンガの『こち亀』 でも紹介されたことがあるので、ご存知の方もいるかもしれない。
 
ちなみにここの宮司の娘さんは、私の母親の同級生でありまして、祭りのときは待ち合わせて南千住駅前・コツ通りの喫茶店で昔ばなしに花を咲かせたりしている。
この「コツ通り」ってのも考えてみれば凄いのだ。このあたりは江戸時代の刑場・小塚原のあったところで、以前は地面を掘るとしょっちゅう人の骨が出たそうで、お骨のコツなんですね。常磐線の線路を越えると山谷というのもなかなか趣があってよろしい。夏の夜は気をつけて歩かないと、歩道で寝ている労働者の方々を踏んづけてしまったりするのだが。

さて、お天王様のお祭で、神輿に人なんか乗っていたかなあ、と思い出してみると、この祭りの神輿はどう考えても人が乗れないのであった(注)

天王祭、毎年6月の風物詩である。今年は久しぶりに行ってみるかな。


 
 
注… 神輿というものは、ふつうは縦横に交叉する4本の担ぎ棒があるが、お天王様の神輿は「二天棒」 といいまして、宮神輿から町内神輿、子供神輿にいたるまで、担ぐ棒が前後に伸びる2本しかないのです。なぜかというと、この祭りの神輿は左右に大きく振るのが伝統なんですね。上に乗ろうものなら、当然振り落とされて頭をかち割ることになります。子どもの頃は、神輿を振るのがふつうだと思っていたので、他所の祭りが物足りなくてしかたがなかった。
こちらに動画がありますので、よかったらご覧ください。エキサイトしてくると、神輿を倒しすぎて道路にぶち当てて壊したり、下敷きになって骨折したり、挟まれた指が飛んだりと、なかなか大変なのです。

  
 

|

« 新宿駅でギクリ | トップページ | 午前2時17分 »

「ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/81538/15155363

この記事へのトラックバック一覧です: お神輿の話:

« 新宿駅でギクリ | トップページ | 午前2時17分 »