これ、また欲しいんだけど
京都の話を書いていて思い出したが、その昔、観光地のみやげ物に万年カレンダーの置物というのがあった。地球儀型をした、こういうやつ。覚えのある方も多いのではないだろうか。
15cm×7㎝くらいの黒い台の右側に、このカレンダーが載っていて、左側にはプラスティックでつくられた観光スポットの模型(金メッキの東京タワーとか楠正成像とか) が飾られていた。『努力』『信念』 なんてスローガンが掲げられた小さなプレートが真ん中に据えられているものもあり、上級品(というのかね) には温度計つきの筆立てがついていた記憶がある。
このカレンダー、手前にくるくる回していくと日付が替わっていくわけだが、31日まで回すと、数字が書かれた窓の部分に、なぜか英語で
「月を変えろ」
「曜日を変えろ」
という表示が出て、もう一度回すと1日に戻るのかと思いきや、最後に
「ゆっくり回せ」(TURN SLOWLY)
というお節介な指示が出た。
10年程前に通天閣の売店で買ったのが最後で、その後はすっかり目にすることがなくなった。結婚して引っ越すときに捨ててしまったのでもう一度手に入れたいと思い、京都タワーのみやげ物屋で訊ねたら、「あらあ、懐かしいどすなあ。そんなんありましたなあ」 と言われてしまいました。店員同士で、「あれや、あれ、回すやつ」「ひゃあ、懐かしい」 などと勝手に盛り上がっている。
カレンダーの日付を替えるときの、カシャッ、カシャッという音が心地よかったんだよね。あれ、どこでつくっていたのかな。
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