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2006/08/09

ニュースヘッドライン

図書館の資料室で、昭和30年代の新聞を調べている。

昨年、この時代を舞台にした日本映画のコピーで、「携帯もパソコンもTVもなかったけれど、どうしてあんなに楽しかったんだろう」 というのがありました。以前にも書いたけれど、あんまり過去を美化しすぎるのもどうかと思う。凶悪犯罪の増加が注目される昨今ですが、悲惨な事故や犯罪はやっぱり昔のほうが多いんだよね。以下、昭和30年の新聞記事から。

「危い! 新型車の飾り通行人に衝突 刺し殺す」

車のボンネットについているマスコットが人に刺さったようです。しかし昔の新聞のヘッドラインは実にナマナマしい。

「今暁戸塚で養老院焼く 老婆95人焼死」

悲惨な話です。昔の事件や事故は犠牲者がやたら多いものが目立つ。国鉄の連絡船・紫雲丸が沈没し、多くの修学旅行生が犠牲になったのもこの年である。
しかし「老婆」ってあなた…。

次に初夏の話題を。

「湘南にどっと10余万人 ぐずついた空もよう 原爆実験の影響」

そりゃ嫌な天気だ。嫌すぎる。
政治面には毎日のようにキノコ雲の写真が掲載されておりまして、もちろん米ソのものです。某国の欠陥ミサイルの発射騒ぎなんぞ問題になりません。「イギリス、水爆製造を開始」なんて速報もあった。

「中学生らピストル強盗」

在日米軍の工場に忍び込んで拳銃を盗み、お縄になったらしい。拳銃がらみの犯罪がじつに多いのだ。
米軍といえば、当時はアメリカ空軍の飛行機が毎月のように日本のどこかで墜落してます。死者が出ていることも多いんですが、たいていベタ記事扱いです。

「放浪中の天才画家 山下君の画集出版」

裸の大将、リアルタイムで放浪中なんですよ。


最後に一番インパクトがあった見出しをひとつ。

「捕物用の十手で殺す」

これは一体、どういうシチュエーションだったのだろう。
 
 
 

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