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2006/06/19

ワールドカップ雑感

以前から思っているのだが、サッカーの日本代表を題材にしたスポーツライターの文章って、なぜか心がときめかないんですよね。他のスポーツのノンフィクションは好きなんだけどな。
まあサッカーという競技にあまり興味がないというのもあるのだが、書き手の方々がさまざまな言葉と表現で組み立てる物語と、実際の選手たちの姿がどうしてもシンクロしないためだと思う。
おそらく今大会が終わった後も、多くのライターの手によってあらゆるストーリーが生みだされるのだろう。確かに日本代表の戦いっぷりには不満を感じるが、物語の登場人物として好き勝手に料理される選手たちも少々気の毒である。

 
リチャード・チェンバレン主演の『将軍』 を久々にビデオ鑑賞。80年代にヒットしたアメリカのTVムービーを編集した作品である。17世紀初頭の日本に漂着したイギリス人、ウィリアム・アダムス(三浦按針) を題材にしたストーリーで、三船敏郎・島田陽子・フランキー堺らが共演している。石田三成を演じる金子信雄もいいし、宮口精二(!) 演じる老人の人物造形などは明らかに『七人の侍』 を意識していて楽しい。
海岸で釜茹でにされる西洋人の水夫だとか、背中に小便をかけて服従を誓わせる目黒勇樹とか、チェンバレンの風呂に裸で入ってくる人妻の島田陽子だとか(注)、やっぱりどこか変なシーンも多いのだが、チェンバレンの寝入りを襲う忍者が護衛の武士に取り囲まれ、「南無阿弥陀仏!」 と呟いて自決する場面などは、日本の時代劇に登場する忍びの者より数段リアリティがあった。
(ハイスピード撮影の逆回しで、天井裏に消えたりする忍者はいけません)

面白かったのが、当時の日本にいたキリスト教の宣教師たちの姿。宗派の対立をふくめ、劇中で実に丁寧に描いているのである。キリスト教文化圏の映画だけあって、さすがにこのあたりはうまいものだ。

 
次回に続きます。


 
注1…  この作品の島田陽子は凛々しく、そして可愛らしい。ヌードシーンをもっと拝めた記憶があるのだけれど、あれは宣伝用のスチル写真だったのだろうか。ちなみに亭主役は高松英男で、なかなかいいサムライぶりである。関係ないが、高松英男とタレントの大島智子(現・さと子) はよく似ている。

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