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2006/05/27

Hugo Winners

図書室で生徒に調べ物をさせながら、ふと文庫本の棚に目をやると、懐かしや『世界SF大賞傑作選』(A.アシモフ編 講談社文庫)が並んでいるではないか。この本、今では手に入りづらいのである。毎年SFの短編に与えられるヒューゴー賞の受賞作をあつめたアンソロジーで、ハーラン・エリスンの名作、『「悔い改めよ、ハーレクイン!」 とチクタクマンはいった』('Repent,Harlequin!' Said the Ticktockman) が収録されている。
秩序破壊者である「ハーレクイン」 と、独裁者との攻防をユーモラスに描いた味わいのある寓話で、何度読んでも楽しい。
 
時間が厳格に管理され、スケジュールが秒刻みで進行している未来社会。ベルトウェイで工場に向かう労働者たちの頭上にハーレクインの操るエアカーが現れ、数千、数万個のゼリー・ビンズを豪雨のように降り注がせる。ベルトウェイは止まり、労働者たちは笑いながらゼリー・ビンズを口に運び、仕事に遅刻してしまうのである。

ゼリー・ビンズ! ミカンの、カンゾウの、ハッカの、赤の、黄色の、色とりどりのゼリー・ビンズ!

H・エリスンは70年代に人気のあった妙に威勢のいいSF作家で、片山恭一にタイトルをパクられた『世界の中心で愛をさけんだけもの』 で有名。

 
午後から新宿に取材にゆくが、体調が悪くて参ってしまう。花園神社は縁日であった。
 
 

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