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2006/03/12

昭和30年代の新聞記事

図書館にある新聞の縮刷版で、昭和30年代の記事を調べている。この時代の雑誌は資料としてかなり手元にあるのだが、新聞だけはコレクションできないので図書館の世話にならざるを得ない。

新聞の縮刷版というのは子供の頃から大好きで、そのために私は図書館では勉強ができなかった。ついふらふらと棚に手を伸ばし、昔の新聞記事を何時間も読みふけってしまうのである。
1月分の新聞ががまとまった分厚い本をめくってゆくのは大変だったが、最近は地元の図書館でも古いものからマイクロフィルム化されている。職員にセットしてもらい、モニタを見ながらつまみを回して検索してゆくのだ。楽は楽だが、マイクロフィルムを送るモーターの音を数時間聞いていたら頭が痛くなった。


以下、朝日新聞・昭和35年の記事から。

「宇宙人間サイボーグ 宇宙向きに人間を加工」
「女親分ほか56人逮捕 生地問屋を荒らす」
「オレたちが教授を襲った カンヅメ窃盗団が自供」
「地下鉄工事で火攻め水攻め 御難続きの人形町商店街」
「熱海の裏道は大繁盛 お色気摘発に新兵器」
「シャムネコのかいかた エサにはアジが一番よい」

こういうタイトルをみつけてしまうと、調べ物もそっちのけで読みふけってしまう。もう実に効率が悪いのである。ちなみにお色気摘発の新兵器は、「無電」 であった。

懐古ブームでこの頃の暮らしや社会が注目されているが、まああんまり美化するのもどうかと思いますね。昭和35年の時点でも、国民の4分の1が栄養不足だったり、赤痢やチフスが流行したり、終戦の混乱で捨てられた子供たちの、親探しの記事が毎週連載されていたりと、なかなか考えさせられるものがあります。

帰宅後、中村真一郎・福永武彦・堀田善衛の『発光妖精とモスラ』(ちくま書房)を読む。福永武彦は直木賞作家・池澤夏樹の父親。 
 

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