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2005/12/23

北アルプス

なんとなく山が見たくなって、夜行列車の切符をとりました。

今夜出発する中央線の夜行です。全然準備をしていなかったので、あわててカバンに着替えをつめております。白馬ゆきなんですが、信濃大町に遊ぶか、糸魚川から日本海側に抜けるか、それとも松本に戻ってお城に登るか。

青空が見られるといいんだけどな。

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2005/12/20

NHKの凄み

ドラマの話なんですがね。

ビデオに撮っていたNHKのドラマ、『クライマーズ・ハイ』 の後編を見たのです。
いやあ、これは今年度ベストの出来だった。NHKのスタッフも、民放の真似したがる人たちばかりではなかったのですね。脚本家が変わった後編は少々駆け足の感があったが、それでもよくまとまっていた。

魅力的な中年・年配の男優をこれだけ揃えたドラマは、最近では珍しいですよ。前編で吼えていた岸部一徳にもしびれたが、地方新聞社の社長役を演じていた杉浦直樹が絶品で、実に楽しそうに演じているのが分かった。この人はいつからか善良な役柄が多くなってしまったけれど、昔は映画で殺し屋を演じたりしていたのである。塩見三省もいいし、綿引勝彦は怖いし、岡本信人は年をとってもあいかわらずいい味をだしている。しかしまあ、役者の人たちもこういうドラマは気合いが入るんでしょうね。

関係ないけれど、杉浦直樹さんは家をもたず、都内のホテルで暮らしていることで有名であった。学生時代にそのホテルでガレージボーイをしていたことがあるのだが、杉浦さんの車はシトロエンDSだったのである。これは私がはじめて間近でみたDSで、もう欲しくて欲しくてたまらなかった覚えがある。いつも駐車場の特等席に停めてあったのだけれど、動いているところはついに見ることがなかった。あれは調子が悪かったのだろうか。

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2005/12/18

吉村昭さんを見に行った

作家・吉村昭のトークショーを夫婦で見にいった。朝日新聞に夏まで連載されていた小説、『彰義隊』 の単行本出版記念の企画らしい。先週だったか、新聞の文芸欄の広告でこのイベントを知って、あわてて申し込んだのだ。
私はこの人の傑作『戦艦武蔵』 を小学生のときに読んで以来、もう大ファンなのです。『高熱隧道』『漂流』『破獄』『羆嵐』(表紙が怖い)などは、何回再読したかわからない。一番好きな作品は、幻想味の濃い『水の葬列』 という話で、こちらは純文学色の強い短編である。

会場は東京駅北口の丸善。その昔、国鉄本社ビルのあったところだ。予約しておいた単行本を購入し、整理券を貰ってホールに入ると、40人ほどの聴衆が集まっていた。先着100名となっていたのだが、意外と空いてる。まあ今日は寒いしね。
『彰義隊』の挿絵を担当した画家・村上豊さんとともに壇上に上がった吉村さんの話は、取材の苦労や作品中であえて描かなかったエピソードなど、なかなか興味深い内容であった。村上さんの話も面白く(来年2月にNHKの『課外授業・ようこそ先輩』 に出演されるという)、あっというまに予定の1時間が経ってしまった。
 
 
s-s-yoshi  
挿絵の村上豊さん(左)と。
会場の大半は年配者でした。

吉村氏は1927年生まれ。今年で77歳になるが、新作執筆の際は今でも一人で日本中を取材して回っているらしい。実にお元気で、年齢より10歳は若く見える。取材のたびに刑事に間違えられたという鋭い眼光は健在でした。
自著の『漂流』 の話をするときに、『ショーリューの取材で』 と発音して、司会者が「えっ?」 と聞き直していたのには笑った。東京の人なので(日暮里生まれ)、「ヒ」 と「シ」 の区別があいまいなんですよね。「アサシ新聞」 とも言ってましたな。 
(私の父親も同じだった。生前、電話口で「はい、しろおかです」 と言っていたのを思い出す)

トークショーとサイン会の終了後、店内で買い物をしてから店の外に出たら、丸の内北口に向かう歩道で、コートを羽織った吉村先生が花束を手に信号を待っていた。吉祥寺にお住まいなので、おそらく中央線で家へ帰るのだろう。われわれは特別快速に乗ってしまったので、一緒にはなりませんでしたけどね。

いつまでもお元気でいてください。

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2005/12/15

ファミリーレストランにて

学期末の仕事も一段落したので、ファミリーレストランで企画書を作成。午前中のファミレスは空いていて、ノートパソコンを気がねなく使えるのでありがたい。

しばらくすると、近くのテーブルに三人の女性客がやってきた。近所の主婦らしく、それぞれ幼児を連れている。保育園の帰りだろうか。
タバコをふかしながら話に夢中の母親たちを離れ、兄弟らしい2人の男の子が店内を駆け回り始めた。土足で椅子に上がり、よそのテーブルの下に潜りこんでごにょごにょと寝転がっている。よく目にする光景だが、こういうときに遊びまわる子供に対して声をかける店員はまずいない。

母親は子供のほうをろくに見もせず、癇にさわる大声で何度もやる気のない注意を繰り返す。子供連れの外出は大変なのはわかるが、私はこの手の「注意しているということを周囲の人に聞かせるため」 だけの叱責は大嫌いである。だいたい小さい子供に「○○ー(名前)、やっていいことと悪いことがあるでしょー」 なんて間延びした声で怒っても、言うことを聞くわけがないのだ。

こういう場合は退散するに限るので、私は手早く会計をすませて玄関のドアを開け、駐車場の車に向かった。

ふと振り返ると、すぐうしろにチビ兄弟が立ち、こちらを見上げている。後ろをついてきたらしいが、小さくて視界に入らなかったのだ。何だ何だこいつら。

私は黙って車に乗り、エンジンをかけた。すると二人は運転席のドアに駆け寄り、窓の向こうで満面の笑みを浮かべてぶんぶんと手を振りながら私に挨拶した。

「バイバーイ~」
「また明日ね~」

  
 
 
 
か、かわいいじゃねえか。
 

街道脇の駐車場で遊びまわっていたら危なくてしかたがない。おれはお前らの友達じゃないぞとつぶやきながら、私は2人の手を引いて店内に戻った。顔見知りのウェイトレスに事情を話し子供を預けたが、こっちをちらちらと見ている母親からは何の挨拶もなし。

何だかなあ。

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2005/12/05

懐かしいドラマ 『終わりに見た街』 

出先で携帯電話を落とし、操作不能になった。恐らく敷石か何かにぶつかったのだろう、操作部に大きなくぼみができて歪み、ボタンが動かなくなってしまったのだ。
私の使っているのはPREMINIというえらく小さな機種で、どうも筐体が金属製らしい。ボディがプラスティック製なら、ヒビが入るぐらいで使えなくなることはなかったのだろうが。
近所のドコモショップにもってゆくと、修理に10日くらいかかるとのこと。どうしようかと考えていたら、その間データを移植した携帯電話を貸すという。なるほどね。

 
録画しておいた山田太一のドラマ 『終わりに見た街』 を鑑賞。平凡な家庭が大戦末期の日本にタイムスリップするという寓話で、20年ほど前に放送されたドラマのリメイクである。旧バージョンで主役だった細川俊之となべおさみの役を、今回はそれぞれ中井貴一・柳沢慎吾が演じている。

今回のドラマ化でも、オリジナルのラストシーンを踏襲しているところに山田太一の意気を感じる(あのラストは当時かなり話題となった)。しかし米ソ冷戦も歴史のエピソードとなってしまった現在、あのころの日本人が心のどこかで感じていた全面戦争の恐怖や終末感をそのまま映像にしても、若い視聴者にそれがうまく伝わったかどうかは疑問である。変貌してゆく子供たちの描写は、前作同様皮肉がきいていて楽しいが、あのラストをみても「ああ、SFね」 くらいの感想しかもてなかった人が多いのではないだろうか。

思えば冷戦期を生きた人々の戦争に対する恐怖感は、大地震をはじめとする天災に対するそれに近かったのである。『戦争が始まったら、もう自分も家族も友人知人も学校も会社も何もかもおしまい』 という思考停止的感覚は、今はないですもんね。 
 
威勢のいいネット愛国者が増加するのも無理はないよ。
 


 
 

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2005/12/03

ライトアップってそんなにいいですかね

建物の写真をずいぶん撮ってきたが、いまだに好きになれないのがライトアップされた建築である。私の本では、照明で照らし出された施設はほとんど取り上げていない。何か不自然に感じるのだ。

昔は地方都市にゆくと、街灯や車のライトで照らし出された大通りの脇で、寺院の伽藍や城の天守閣が闇に沈んでいる光景を見ることができた。明るい市街と対照的に、夜の闇につつまれたひと気のない建築物は実に魅力的なのだが、観光地はどこもかしこもでかいライトで建物を照らし出すようになってしまった。

最近、クリスマスに自宅をイルミネーションしているご家庭がありますが、あれもどうかと思うのだ。以前は玄関のドアにリースを飾り、そのまわりにクリスマスツリーのあまった電飾をつるした程度のしみじみとした飾り付けが多かったのだが、最近は外壁をすべて電球で覆っているような家がありますもんね。ピカデリーサーカスというか、午前3時の築地市場というか、ものには程度があるだろうといいたくなります。明るきゃいいってもんでもないだろうに。
 
まぶしい上に、なんだかとっても貧乏くさいのだ。あれ、近所の人は何とも思わないのかなあ。私がもし家を買って、隣がそういう人だったらまいっちゃうな。

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2005/12/01

検索エンジンってどうなってるのよ

師走でございますな。

いやな予感はしていたのだが、11月末は中学・高校4校分の期末テスト作成、採点、成績処理に加え、雑誌の取材と写真撮影、さらには原稿の締め切りと、あらゆる仕事が集中してしまった。もう何日も布団で寝ていない。もう身も心もヘロヘロです。

さて、ひさしぶりにマイブログをチェックしたら、あれ、いつもより数百件アクセスが多いや、ここ数日。
どうしたことかとアクセス解析を見ると、「一リットルの涙」 「合唱曲」 「三月九日」 という3つの言葉の組み合わせで検索し、訪問してきた人が200人近くいる。

yahoo!で検索すると、トップで私のブログを拾うようだ。以前合唱曲ネタを書いたことはあるけれど、ほかの2つは意味がわからん。ドラマは見てないし、なんでかなあ。

ヒットするページには、「例年900円台だった灯油が、10リットルのタンク2つで1400円近くになってしまったのう」 という私のぼやきがあるだけなのだ。どうしてこれを拾うかね。

来た人はみんな、「チッ!」 と舌打ちして一瞬で去っているんだろうな。

 
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