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2005/11/06

『スウィング・ガールズ』 観ましたが

『スウィング・ガールズ』(2004) をTVでやっていたので観る。結構期待していたのだが、タイトルに反してどうにもスイングできない映画であった。
 
これは典型的な「成長の物語」 であるはずなのに、この監督は細かいギャグやエピソードを積み重ねていくだけで、女子高生たちの楽器が上達してゆく過程をほとんど描写しないのである。個々の生徒が練習する短い映像をいくつか挿入するだけでも、かなり印象が変わったと思うんだけどね。彼女たちが楽器と格闘するプロセスを丁寧に描けば描くほど、ラストの演奏での感動も大きくなるのに。
(エンターテインメントは、そういう定番・お約束のストーリー展開でいいのである)

結局、男子高校生のシンクロというファニーな題材で観客を引きつけた『ウォーター・ボーイズ』とは異なり、矢口監督にはジャズという素材だけで勝負する自信がなかったのだろう。そもそも音楽にあまり興味がない人なのかもしれないが。
劇場公開前、出演者たちが合宿して必死で練習しているようすをまとめたドキュメンタリー番組を放送していたが、皮肉なことにそっちのほうが断然面白かった。ビッグバンドは結構好きなので、少々残念である。

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「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

主演の上野樹里ちゃん(だっけ?)は同郷なんです。
それだけで、なんとなく親しみが湧きます。

投稿: 杉岡幸徳 | 2005/11/06 07:23

そうそう、僕も全く同意見です。
このカントク、努力しているところを見せたくないのがポリシーらしいです。
ウォーターボーイズもそうやって作ってましたよね。
マンガのようにさらっと見せたいということらしいのですが、僕もどうも違和感がありありで。
さらにギャグを竹中直人に預けっぱなしなのが、ガク〜ッときちゃうんですよね〜。
映画撮ったことある友人にいったら「僕もあのリアクションもらったら切れないで使っちゃうかも・・・」とのことでした。

大体、あの「あとノリ」のスウィング感を信号機で感じるのって、すごいテクニックのはずなんですが(苦笑)

投稿: あかしはやた | 2005/11/06 12:36

杉岡様、しばらくです。

>主演の上野樹里ちゃん(だっけ?)は同郷なんです。
  
兵庫でしたっけ。彼女の秋田弁、なかなかいい味をだしていたと思います。

投稿: ユウユウ | 2005/11/06 23:16

あかしはやた様

どもども。

>このカントク、努力しているところを見せたくないのがポリシーらしいです。

なーるほど、そうでしたか。
なんでかなあ。『ウォーターボーイズ』 もそうだったけど、どうしてシンクロをやるのか、どうしてジャズをやるのかという動機づけが希薄なんですよね。

はじめのほうに、「ジャズはダサい」「おじさんの音楽で」 という描写がありますが、これがあまり意味がなかったように感じます。「若い人たちはジャズをダサく感じるだろうな」 というスタンスでの作劇はいいんですが、そのあとの女の子達の心境の変化や、演奏へ集中を描かないもんだから、楽器を欲しがる場面も、オフビートに気づくシーンにも説得力がないんですよね。

投稿: ユウユウ | 2005/11/06 23:42

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