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2005/11/12

ジャッカルの日

実家にゆく。妻と母と三人で鍋をつつきながら日本酒を傾け、ゆうべ録画したフレッド・ジンネマンの『ジャッカルの日』(1973) を鑑賞。
ドゴール暗殺を狙う殺し屋と警察との駆け引きを描いた作品で、ドキュメンタリー風のストーリー進行と乾いた描写が緊張感を高めている。暗殺者を演じているエドワード・フォックスが実にいいのだが、近年の映画でみられる大袈裟なキャラクター描写に慣れきっている人には少々辛いかもしれない。かつてのフランス植民地統治と、軍事政権の暗部を垣間見ることのできる傑作である。

わが母、冒頭に出てくるシトロエンDSの行列に大喜び。
「乗っている人たちが一緒に車から降りると、一気に車高が上がるのね」 だと。
 
 
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ブルース・ウィルス、リチャード・ギアの活劇、『ジャッカル』(1997) は、この映画と本質的に何の関係もないです。リメイクだと思うと、はてしなく幻滅するのでご注意。

 
 
 
注  ドゴール暗殺未遂… 1962年に起きた実話である。ドゴール大統領と夫人の乗ったシトロエンDSリムジンが、OASの狙撃者たちによる銃撃を受けた。10数発におよぶ弾丸で2つのタイヤがバーストしたが、ドライバーは車高を上げて猛スピードで現場を走り去ったという。
(この話は、もはやシトロエンの神話的エピソードになっている。ハイドロサスペンションのシトロエンには車高調節レバーが備わっていて、車高を最大に上げると、タイヤがひとつ外れても少々走行できるのです。一度ためしてみたいが、さすがに勇気がない) 

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コメント

おおおおおー!(歓喜)
この作品のレビューは希少価値大であります。
シトロエンの話、全然知りませんでした。
いや~、儲け物儲け物。
フランスっぽいオシャレな車だなぁ、
くらいにしか感じてなかったので、
今度再観する時の楽しみが増えました♪
ありがとーございました。
私の記事、お返しトラバさせてくらさい。

投稿: カゴメ | 2005/11/13 09:41

カゴメ様、コメントありがとうございます。

以前にシトロエン乗りの集まりで、このエピソードが話題になったんです。この事件が載ったフランスの雑誌をもってきた方がおりまして。映画では、車が空港の滑走路に到着するシーンで後輪がパンクしているのが分かります。車高は上げていないようですが。

>フランスっぽいオシャレな車だなぁ、くらいにしか感じてなかったので、

実は当時としては超ハイテクの車だったんですね。これが現在でも一部のファンを魅了し、トラブルの際には苦悩させているのであります。

投稿: ユウユウ | 2005/11/14 11:22

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» 「ジャッカルの日」 [変態博士 Dr.デュランデュランの異常な愛情]
「ジャッカルの日」(1973年  英/仏 監督 フレッド・ジンネマン 原作 フレデリック・フォーサイス 出演 エドワード・フォックス ミシェル・ロンズデール (^・x・^)y─┛~~~~ 「ジャッカル」なる、名前だけ同じ作品が近年公開されてますが、こっちが10倍好きです。 国家の元首でドゴールほど「自国の組織」に生命を狙われた人物はいません。 秘密軍事組織OASは、6回にもわたりドゴ�... [続きを読む]

受信: 2005/11/13 00:11

» ジャッカルの日(1973/英国・仏国) [気分はシネマニア]
昔、「ジャッカルの日」を見た時、かなりハラハラしながら見たことと、とてもカッコいい人(!)が出ていたっていう記憶が残っていて、だので、先日、TVでやった「ジャッカル」」(1997/美国)を期待しながら見たのけど、ぜーーんぜん面白くなかった。 「ジャッカル」が「ジャッカルの日」のリメイク版っていうのはキビシィと思うなぁ。 共通点は殺し屋の名前が「ジャッカル」っていうだけじゃない? 「ジャッカルの日」は、ドゴール首相を暗殺しようとする極悪非道な殺し屋とそれを阻止しようとするフランスの警視との攻防を... [続きを読む]

受信: 2005/11/13 09:24

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