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2005/10/26

合唱コンクール その2

合唱コンクールの話の続きです。

インパクトの強い曲をもうひとつ思い出しました。戦争で命を落とした幼い妹を歌った、『木琴』 という曲だ。

 
妹よ 妹よ
今夜は雨が降っていて
妹よ 妹よ
お前の木琴が聞けない
 
ではじまる歌。この曲のハイライトは次の部分である。覚えはありませんか?

あんなにいやがっていた戦争が (戦争 戦争 戦争が)
あんなにいやがっていた戦争が (戦争 戦争 戦争が)
戦争が (戦争が)
戦争が (戦争が)
戦争が (戦争が)
戦争が (戦争が)
 
おまえと木琴を 焼いてしまった


最後の部分は当然フォルテシモで、情感を込めて歌います。
 
哀しい内容で実に感動的なのだが、この曲が何クラスも続けて歌われると、もうげっそりするんだよね、これが。こういう絶唱系の曲を何度も聞くのは辛いものです。合間に『ドレミのうた』 だとか『オー・シャンゼリーゼ』 なんぞを歌うクラスがでてくるとほっとしたものだ。


私は正直いって、詩という文学形式がよく分からない。あれは本来どのように鑑賞するものなんですかね。
いい作品を黙読すると涙がでるほど感動するのだが、朗読したり曲をつけて歌われたりしたものには、どうにも違和感を感じてしまうのである。ねじめ正一や谷川俊太郎が、「詩のボクシング」 と称する朗読イベントをやっているけれど、あまりいいとは思えなかった。
 
『木琴』 で何度も繰り返される戦争という言葉、これは混声合唱のアレンジであって、金井直のオリジナルの詩とはかなり異なっている。TVの美術番組などで、BGMにあわせて恣意的に絵画の一部をアップにしたりフレームを動かしたりすることがあって、イメージの押し付けに辟易することがあるが、どうもそれに近い印象を受けるんですね。こういう方法は何だか嫌だなあ。

私はべたべたしていない元詩のほうが好きだ。金井直の詩集は各社から出ていますので、興味のある方はぜひ読んでみてください。

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コメント

木琴、歌いましたよ。中学のときに。
合唱コンクールだったでしょうか。
歌うたびに、暗い気分になっていたことを思い出します。
あと、小学校のときは「手紙」という歌を歌いました。

「私の好きなみつるさんは おじさんからお店をもらい…」
結婚に反対された部落出身の女性が、
自殺する前に書いた遺書だと思うのですが。
同和教育を徹底的にしていた学校で、全校生徒で体育館に集まって歌った記憶があります。
今でも時々思い出します。

投稿: さいたさえ | 2005/10/26 18:25

さえさま

うーん。そちらもすごい歌ですねえ。
たしかに重要なテーマなわけですが、
歌っててあんまりたのしくなさそうな…。

投稿: ユウユウ | 2005/10/28 18:00

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