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2005/09/11

格納庫でお茶を

BXで妻とドライブ。エアコンが快調なのは久しぶりである。前から行ってみたかった、調布飛行場の「プロペラカフェ」を訪問。
 
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調布飛行場は、都内で唯一小型機が利用できる公共空港だ。味の素スタジアムの隣、といったほうが若い人には分かりやすいかもしれない。個人やクラブのセスナが駐機と離発着に利用しているほか、伊豆大島や新島などへ向かう新中央航空の拠点になっている。
ここは戦前、日本軍の飛行場だった。日本の航空ファンでは知らない者のいない、陸軍飛行244戦隊(注)が活躍した場所である。敗戦後はアメリカ軍に接収され、そのころ建てられたカマボコ型の格納庫が10年ほど前まで廃墟になって残っていた。「お化け格納庫」などとよんで、よく夜中に探検に行ったものだ。
 
 

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このカフェは民間の飛行クラブが経営しているようで、格納庫の片隅を区切って店舗にしている。大きなガラス窓からは、滑走路と格納庫の飛行機が見えるのだ。メニューは良心的な価格だし、店の人たちの接客もマニュアルっぽくなくて気持ちが良かった。
空が広く、実に開放的な場所なので、駐車場の脇にでもオープンスペースがあれば最高なのだが。



プロペラカフェ (マリブクラブ)
http://malibu.jp/




注… 飛行244戦隊
太平洋戦争末期、B29の迎撃を任務としていた陸軍の首都防空部隊。
数千メートルの高度を侵入してきた大型爆撃機に対し、武器を降ろして軽量化した一人乗りの戦闘機で体当たり攻撃を行っていた。ぶつかる直前にパラシュートで脱出、降下した町から電車や徒歩で調布に帰ってくるという、信じられない戦いっぷりで有名。
 
私の遠い親戚に、この頃の話をしてくれる老人がいる。

「武蔵境の駅前に、シェンが墜ちてなあ。まっさかさまに」

シェン、シェンと繰り返すので最初は分からなかったが、陸軍の戦闘機、飛燕(ひえん)のことだった。おそらく調布の部隊のものだったのだろう。この爺さん、シェンを学徒動員でつくっていたらしい。 そろそろ西のほうへ旅に出そうな御仁なので、もう少し話をうかがっておこうか。



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