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2005/08/12

チェッカーズの夏

(HPの日記に書いた文章の加筆・再掲です)
 


学生の頃、まだ青空の見える西武ライオンズのスタジアムでバイトをしていた。入場券を切ったり、スタンドでファールボールを拾ったりする案内整理員のアルバイトである。高校・浪人・大学時代と働きつづけ、卒業後もしばらく手伝っていた。10年以上所沢に通いつづけていたことになり、われながら呆れるが、当時の友人たちとは今でもつきあいがあって楽しい。夏に八重山で合流したS君もバイト仲間だ。
 
s-front

 
このスタジアムは毎年夏に数日間コンサートでも使われていたが、その仕事もおこなっていた。コンサートで忙しいのは開演前だけで、演奏がはじまると特にやることはない。交代で休憩を取りながら、通路で観客を見ながら音楽を聴いていればいいのである。酔っ払いやトラブルの多い野球の仕事と比べたら楽なものだった。
サザンやらハウンドドッグやらレベッカやら(懐かしいな)、さまざまなミュージシャンがスタジアムにやってきた。外国のバンドを呼んだこともあって、これはロックのジョイントコンサートだったのだが、ボンジョビが前座だった。
(このときは6時間におよぶフェスティバルで、さすがにくたびれた記憶がある。ホワイトスネイクとマイケル・シェンカーが日替わりでトリをつとめていた。彼らは西武線の特急列車で所沢までやってきて、駅の立ち食い蕎麦屋でコーヒーを要求し、店員を困らせた)

一番印象に残っているのはチェッカーズで、客席のほぼすべてが女性客というのは初めてだった。終演後もメンバーを見たい数千人のファンが球場内外に残り、大混乱になったのだ。これでは係員も帰ることができない。メンバーがいると錯覚して職員の詰所に殺到する女の子たちもいて、我々は困り果てた。

 くたくたになって仕事を終え、駅から家に電話をかけると、受話器から興奮した母の声が飛びこんできた。「大変よ」「747が」「坂本九が」と叫んでいる。
 
1985年8月12日の出来事である。私は19才だった。
 
 
 s-tower


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投稿: BC7管理人 | 2005/08/14 01:17

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