« 七五三 | トップページ | マックのプチ情報操作 その1 »

2004/11/22

ゴジラと日本人

『ガリヴァー旅行記』(平井正穂訳・岩波文庫) を読む。

先日、NHK-BSで東宝のゴジラシリーズを放送していた。私はとくに怪獣映画に興味はないが、第一作の『ゴジラ』(1954)だけは何度も観ている。シリーズ唯一の傑作である。反核映画としての意味合いを強調するむきもあるけれど、この作品の映像から感じられるのは、圧倒的な力に対する怒りや悲しみではない。ただただ諦念のみなのだ。こんな娯楽映画があるだろうか。
破壊され炎上する東京の風景には戦慄する。公開当時、東京の劇場につめかけた観客は、一体どのような感覚でこの映像を見たのだろう。観客の多くは、9年前に全く同じ光景を目にしているのである。

ゴジラ映画はその後、子供向けの連続シリーズとなった。「大人の鑑賞に堪えうる」 という触れ込みの作品がいくつか作られたが、正直言って感心できるものはなかった。物語を再現する必然性がまったく感じられないからであろう。

|

« 七五三 | トップページ | マックのプチ情報操作 その1 »

「映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/81538/3820508

この記事へのトラックバック一覧です: ゴジラと日本人:

« 七五三 | トップページ | マックのプチ情報操作 その1 »