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2004/09/16

ソウルの昼下がりにはマシンガンを

『ボウリング・フォー・コロンバイン』をTVで放映している。マイケル・ムーアは、この数年でさらに肥っているな。

何回目かの韓国旅行で、初めて銃を手にした。一回経験したら、もう一生触れることはないと思ったのだ。ソウルオリンピックで使用された射撃場で、競技用の22口径を撃ち、コルトの自動拳銃を撃ち、マシンガンを撃った。
マシンガンの弾は30発。あっという間に撃ち尽くし、標的にはパンチ穴のような弾痕が3ヶ所だけ残っていた。

「お兄ちゃん、ピストルは上手かったけど機関銃はダメだねえ」

後ろで見物していたパンチパーマの男が声をかけてきた。薄いサングラスをかけた日本人だった。連れが2人いて、3人とも40代前半くらいの年恰好である。誰がどう見ても、ある種の商売の方々であった。予想に反し、彼は分かりやすく説明した。

「右から薬莢が飛び出るだろ? その反動で銃が左向いちゃうのよ。しっかり握ってなきゃダメだ。弾がみんな左の壁のほうに飛んでってたよ」

男は私に続いて射台に立ち、腰を落としてマシンガンを構えた。30発の弾丸は数回に分けて発射され、そのほとんどは標的の中心部に命中していた。連れの2人は腕を組み、無表情に眺めている。
銃を置いた男は、耳栓を外しながら私に振り向き、にやりと笑って言った。

「練習しなけりゃ、ちゃんと使えるようにならない」

振り返るとパンチパーマの男がさらに数人、先客に会釈しながら場内に入ってくるところだった。

私は射撃場を後にした。以来、銃器に触れたことはない。

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