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2004/08/12

野球場のアルバイト

学生の頃、西武ライオンズのスタジアムでバイトをしていた。入場券を切ったり、スタンドでファールボールを拾ったりする案内整理員のアルバイトである。高校・浪人・大学時代と働きつづけ、卒業後もしばらく手伝っていた。10年以上所沢に通いつづけていたことになり、われながら呆れるが、当時の友人たちとは今でもつきあいがあって楽しい。この夏八重山で合流したS君もバイト仲間だ。
 
スタジアムでは毎年夏に数日間コンサートが開かれ、その整理員の仕事もあった。コンサートで忙しいのは開演前だけで、演奏がはじまると特にやることはない。野球に比べたら楽なものだった。通路で観客を見ながら音楽を聴いていればいいのである。
サザンやらハウンドドッグやらレベッカやら(懐かしいな)、さまざまなミュージシャンがやってきた。一度だけ外国のバンドを呼んだ事があって、これはロックのジョイントコンサートだったのだが、前座はボンジョビだった。
一番印象に残っているのはチェッカーズで、客席のほぼすべてが女性客というのは初めてだった。終演後もメンバーを見たい数千人のファンが球場内外に残って帰らないのである。これでは係員も解散できない。メンバーが残っていると錯覚して職員の詰所に殺到する女の子たちもいて、我々は困り果てた。

 くたくたになって仕事を終え、駅から家に電話を入れると、受話器から興奮した母の声が飛びこんできた。「大変よ」「747が」「坂本九が」と叫んでいる。

1985年8月12日の出来事である。私は19才だった。

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